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ジェネリック家具とは?メリット・デメリットについて知ろう
ジェネリック家具とは、簡単に説明するとオリジナルをコピーした『コピー商品』のことです。
素材やサイズは違えど、パッと見は分からないくらい忠実に再現したものもあります。
価格はオリジナルより安いことがほとんど。
でもそんな商品買って大丈夫なの・・?
ということで、本記事ではジェネリック家具について詳しく解説します。
ジェネリックもリプロダクトも同じ意味です。本記事では『ジェネリック家具』として解説します
意匠権・著作権について
家具の場合、オリジナル商品の意匠権の保護期間は特許庁への登録から20〜25年。
この期間を経過すると、よく似たコピー商品が出回ったとしてもデザイナー側は訴えることが出来ません。
ただし著作権として認められる場合だと、デザイナーの死後70年は保護されます。
一定期間が経過して、法的に違法でないとみられる場合においてジェネリック家具は作られます。
オリジナルとの違い
オリジナルは、デザイナーがデザインして設計や生産工程に至るまで細かく、丁寧に管理します。
しかし、ジェネリック家具はオリジナルを真似て再現するだけ。
手間やコストがオリジナルのようにかからないため、材料コストさえ抑えれば大量生産して安く販売することもできます。
しかし安いジェネリック家具ほど、見た目はおろか壊れやすいのは否めません。
ジェネリック家具が安い理由
ジェネリック家具が安い理由は2つ。
・中国の安い工場で大量生産
家具は開発するのに長い時間とコストがかかります。
何度も試験を繰り返し、椅子の場合だと発売するまでに約2年以上かかるのは普通のことです。
しかしジェネリック家具はこのような手間が不要です。
中国の安い工場で大量生産されている点も大きいですね。
人件費や材料費が安い中国の工場で作れば、原価を抑えて生産することができます。
ノーリー
ジェネリック家具の品質は悪い?
ジェネリック家具のほとんどは中国で作られています。
グレードが高いほど品質が良く、オリジナルを忠実に再現して作られている傾向にあります。
反対にオリジナルの1/10程度の価格で売られているようなジェネリックは、すぐにネジが緩んだり壊れやすいので注意が必要です。
なぜジェネリック家具が存在するのか?
ジェネリック家具が存在する理由はオリジナルが人気だから。
有名ブランドのデザイナーズ家具は知名度もあり人気ですが、価格が高いため気軽には買えません。
そこに目を付けたのがジェネリック家具。
高いけど人気のある家具をコピーして安く売るのがジェネリックの王道といったところ。
ジェネリック家具のメリット・デメリットまとめ
メリット
- オリジナルより安い
- オリジナルのような雰囲気を気軽に味わえる
デメリット
- すべての面でオリジナルに敵わない
- 安いほど作りが粗悪
- 壊れやすい
- 見る人が見たらコピー品と分かる
まとめ
ジェネリック家具について解説しました。
予算に余裕があれば、オリジナルを購入したいところですね。
しかし、オリジナルが欲しくても高くて買えない場合は、ジェネリック家具を検討するのも良いのではないでしょうか。
オリジナルにはあらゆる面において敵いませんが、雰囲気は味わうことができます。
ただしネジが簡単に緩んだり、壊れるリスクがあることは覚えておくといいですね。
ジェネリックだけでなく、オシャレで安い家具を購入することも視野に入れましょう。