カールハンセン&サンは北欧を代表する家具ブランドです。
『伝統を重んじ歴史を踏襲しつつ前進する』ブランドとして他の家具ブランドとは一線を画しています。
目次
カールハンセン&サンとは
家具職人だったカールハンセンが1908年にデンマークの都市オーデンセに小さな工房を持ったのが始まりです。
小さな工房ではありましたが品質には定評があり、富裕層を中心に人気を誇っていました。
ブランドの知名度を高めたのは2代目社長ホルガーハンセン。
きっかけは当時まだ無名だったハンスJウェグナーと協働を始めたことで世界的に有名な家具ブランドとして成長していきます。
ウェグナーはYチェアをはじめ、数々の名作をカールハンセン&サンから発表しました。
カールハンセン&サンの発展にウェグナーの存在は必要不可欠だといっても過言ではありません。
2002年からカールハンセンの孫、エリックハンセンが3代目としてトップに就任して現在に至ります。

カールハンセン&サンの魅力
100年以上の歴史を持ち数々の名作をラインナップ。
50年以上前にデザインされた家具も現代のインテリアシーンに自然と溶け込み、古さを感じさせません。
これがタイムレスというものでしょうか・・
見事なクラフトマンシップと新たなデザインを追求するデザイナーとの融合から生み出される家具たちは、見る者を魅了します。
そして興味深いのが今でも『家族経営』だという事。
社長も息子から孫へとと『伝統』と共に引き継がれていきます。
素晴らしい事ですね。
最高経営責任者クヌッド・エリック・ハンセン氏の手腕
注目したいのが現在の最高経営責任者クヌッド・エリック・ハンセン氏。
カールハンセンの孫にあたる人物で2002年就任当時は約2億円7000万円だった売上を2017年に約80億円まで引き上げました。
出典元:WWDJAPN.com
カールハンセン&サンの伝統的な商品の販売だけに留まりません。
現代のデザイナーと協働で新たな商品を開発、商品ラインナップを増やし販路を拡大することで家具ブランドとしての『確固たる地位』を築いています。
大企業に買収される事なく、売上を拡大しつつ代々受け継がれている品質へのこだわりも守りつづけているわけですね。
簡単な道のりではなかったとは思いますが、ブランドとしての知名度と価値をかなり引き上げたエリックハンセン社長。
素晴らしいです。
カールハンセン&サンはこんな方にオススメ
カールハンセン&サンは多くの商品が木で作られています。
それも東南アジアなどから安く大量に仕入れるような木ではなく、ラインナップの中心となっている『アッシュ材』『オーク材』『ビーチ材』はデンマークの森林で伐採された木を使用して作られています。
何より木の良さを最大限まで引き出す為に、細部の仕上げまでしっかりとこだわり作られていますので木の『風合い』が存分に楽しめます。
上質な暮らしを求めている方
北欧では冬が長く寒い為、家で過ごす時間が長くなりがち。
その為、家の中では快適に過ごせるように『上質な家具』を長く使用して代々受け継いでいく文化があります。
カールハンセン&サンの家具も然りです。
日本でも家をただの居住空間としてでなく、上質な家具を使う事で暮らしがより快適になる事を知っている方はいます。
そういった方にカールハンセン&サンの家具はおすすめです。
さいごに
CH24 『WISHBONE CHAIR』はご存知ですか?日本ではYチェアという名で親しまれています。
最も日本への輸入量の多い椅子の一つとして日本のインテリア業界に深く根付いています。
カールハンセン&サンというとまずこのYチェアが頭に浮かぶ人も多いはず。
それぐらい有名な椅子ですし、もちろんハンス.J.ウェグナーは素晴らしいデザイナーです。
その他にもアルネヤコブセンやボーエモーエンセン、建築家の安藤忠雄氏など沢山のデザイナー達と協働で素晴らしい家具を作っています。
カールハンセン&サンの家具を使うことで部屋が上質に、そして快適な空間になるでしょう。