「お値段以上ニトリ」
でお馴染みのニトリ。
家具はどれも全般的に安く、たしかにコスパが良いものばかり。
ではニトリで販売しているワークチェアはどうでしょうか?
「評判はいいのか?」
「特徴は?」
いざ買うとなると気になるところですよね。
そこで本記事では、数々のオフィスチェアを検証してきた筆者がニトリのワークチェアについて徹底解説します。
・オススメを厳選
目次
ニトリのワークチェアを評価
ニトリのワークチェアを、3つの観点から評価しました。
- バリエーション
- 価格の安さ
- 品質
バリエーション
バリエーション | 約80種類 |
価格帯 | 5,000円〜100,000円以上 |
ニトリのワークチェアはバリエーションがかなり豊富です。
安いものだと5,000円台から購入でき、なかには高級チェアまであります。
ただし高級チェアといっても自社製品ではありません。
エルゴヒューマンの上位機種を販売しているため、10万円以上のチェアが存在している感じです。
なかにはオフィス家具メーカー、PLUSのオフィスチェアなども販売しています。
すべて店頭展示されているわけではない
ニトリの自社製ワークチェアは当然ですが、多数展示されています。
しかし、販売しているすべての種類が展示されているわけではありません。
30,000円以上クラスのメーカー品は展示が少ない印象です。
関連記事
中古オフィスチェアは「買い」か?おすすめのショップは…
価格は安い?
価格帯は全般的に安いです。
同じスペック(機能・材質)のワークチェアを他のショップと比較した場合には、やはり安いと感じるのです。
ニトリのワークチェアの品質は?
ワークチェアは安いほど使っている素材がいまいちです。
つまり品質は期待できません。
一般的には10,000円以下のワークチェアは、クッションが早い段階でへたる可能性があります。
しかしニトリの場合、10,000円程度でもわりとしっかりした作りのワークチェアが多いです。
反対に高級チェアは素材が良い傾向にあり、構造もしっかりしています。
ニトリの場合、3万円以上のワークチェアが高級ラインにあたります。
価格帯による品質の違い
パーツ | 価格が安い | 価格が高い |
背もたれ | ・猫背になりやすい ・腰あたりサポートが効いていない ・メッシュの場合テンションが緩い |
・正しい姿勢を保ちやすい ・腰あたりのサポートが効いている ・メッシュの場合テンションが良い |
座面 | ・スラブウレタンが多い ・へたりやすい |
・モールドウレタンが多い ・へたりにくい |
肘 | オプションの場合が多い | 標準で付属している |
背ロッキング (リクライニング) |
・背座一体型が多い ・ロッキングしにくい |
・シンクロロッキングが多い ・ロッキングがスムーズ |
ギシギシ音 | 鳴りやすい | 鳴りにくい |
長時間作業 | 疲れやすい | 疲れにくい |
価格帯による品質の違いをまとめました。
ニトリの場合、2万円以上出せば価格のわりに品質がしっかりしたワークチェアが多く、選択肢が広がります。
耐久性は?何年使える?
ニトリのワークチェアは価格帯が幅広く、一概にどれくらいの期間使えるとはいえません。
目安ですが、5,000円程度のワークチェアを毎日使えば、1年足らずでクッションがダメになります。
ガスシリンダーもガスが抜けて昇降しないリスクも高いです。
20,000円以上のワークチェアは、5,000円のものに比べて長く使えるとはいえ、クッションは消耗するのでヘタってきます。
クッションがヘタっても座布団を置けば、座り心地は改善します。
しかし構造の部分で破損した場合はどうしようもありません。
結局、価格帯と使う回数によって耐久年数はある程度比例するのです。
ニトリのワークチェアの選び方
もしできるなら、店頭で試座してから購入するのが間違いありません。
自宅で使う場合は、靴を脱いで部屋で使うことを想定して座ってみることです。
「座りやすいか?」
「機能はどうか?」
など実際に触れてみることで、失敗を防ぐことができます。
当記事を参考にしつつ、実際に現物を見てチェックしていただければ幸いです。
ニトリのワークチェア、どこで買うのがオススメ?
ニトリのワークチェアは、下記から購入できます。
- 店頭
- 公式通販
- ニトリ楽天市場店
- ニトリYahoo!ショッピング店
商品の価格はすべて同じです。
いずれかより購入すれば、高く買ってしまうリスクはありません。
ただしキャンペーン期間中だけ価格が異なる場合もありますので、ご注意ください。
ニトリで安くてオススメのワークチェア
ニトリで安くてオススメのワークチェアを厳選しました。
機能は少なくても、座り心地は平均以上。
コスパ重視の方は、ぜひチェックしてみてください。
インバネス
商品名 | インバネス |
サイズ | 幅:61cm 奥行:62cm 高さ:109cm(座面まで44~52)cm |
機能 | ・上下昇降 ・背座ロッキング |
・メッシュでムレにくい
・アームレスト付きで腕がラク
これぞニトリでコスパ最高のワークチェア。
10,000円台で購入できるワークチェアとしては、座り心地もかなり良いです。
座面のクッションが厚めで、底を打つ感じがしません。
また奥行きが深めなのでゆったり座ることもできます。
ファスKD
商品名 | ファスKD |
サイズ | 幅:60cm 奥行:67cm 高さ:105(座面まで44~54)cm |
機能 | ・上下昇降 ・背座一体ロッキング |
・パッド付きアームレストで腕が痛くない
・オシャレなデザイン
エグゼクティブチェア風のデザインが特徴のファスKD。
役員が座るようなイメージで、ちょっとした優越感に浸れます。
ただし見た目ほどクッションは厚くありません。
座り心地は平均点ですが、重厚感のあるデザインが好みの方にはとてもオススメのワークチェアです。
Nキャドレ
商品名 | Nキャドレ |
サイズ | 幅:58cm 奥行:59.9cm 高86(座面まで43~53)cm |
機能 | ・上下昇降 ・背ロッキング |
・通気性が良くムレにくい
・インテリアに合うカラー展開
Nキャドレはコンパクトで座りやすいのがメリットです。
部屋に置いても圧迫感がなく、インテリアに合うカラー展開も魅力。
座面の奥行きは46cmと程よいサイズ感。
作業に集中できる座り心地です。
ただし、くつろぎながら座るのにはあまり適してはいません。
シャオ
商品名 | シャオ |
サイズ | 幅:52cm 奥行:56cm 高さ:71(座面まで44~53)cm |
機能 | ・上下昇降 |
・座りやすいコンパクトサイズ
シャオは自宅で使いやすいカジュアルなデザインが魅力のワークチェアです。
丸みのあるフォルムは、リビングに置いても雰囲気を崩しません。
座りやすいコンパクトなサイズもオススメのポイント。
小柄な方や子供が座るのに適しています。
座り心地はやや硬めです。
長時間作業には向かないワークチェアですが、短時間座ったり気軽に使う目的ならオススメです。
グリッジ
商品名 | グリッジ |
サイズ | 幅:59cm 奥行:59,5cm 高さ:87cm(座面まで42~49)cm |
機能 | ・上下昇降 |
・アームレスト付き
グリッジはクッションの質や機能性も良くコスパに優れたワークチェアです。
腰のサポートも効いていますし、長時間の作業にも向いています。
デザインは洗練された感じはなく、THEオフィスチェアという雰囲気です。
しかし座り心地を重視したい方はオススメなので、ぜひチェックしてみてください。
MCT024
商品名 | MCT024 |
サイズ | 幅:62cm 奥行:64cm 高さ:95cm(座面まで44~53.5)cm |
機能 | ・上下昇降 ・背ロッキング |
・ムレにくいメッシュ素材
・ランバーサポート付き
MCT-024の座面クッションは「モールドウレタン 」を使用しています。
安価なワークチェアに多いスラブウレタンに比べて密度が高く、へたりにくいです。
座り心地は良好です。
座面の形状が立体成型になっており、座りやすさのことを考えてあります。
長時間座って作業する方はぜひチェックしてみてください。
スッキリとしたデザインも魅力的です。
セルト
商品名 | セルト |
サイズ | 幅:61cm 奥行:61cm 高さ:80(座面まで45~58)cm |
機能 | ・上下昇降 ・背ロッキング |
・フィット感がいい
・座面はモールドウレタン
セルトは企業向けで作られたワークチェアです。
そのため強度がしっかりしており、長期間使用することができます。
座ったときのフィット感がよく、長時間座ってもお尻が痛くなりにくいのもメリット。
コスパが良くオススメのワークチェアです。
CH-W5350SXN
商品名 | CH-W5350SXN |
サイズ | 幅:55.5cm 奥行:53cm 高さ:81(座面まで44~53)cm |
機能 | ・上下昇降 ・背ロッキング |
・ヘタリにくいモールドウレタン
・荷物を掛けれるフック付き
本商品もセルトと同様に、企業向けのオフィスチェアです。
そのため強度がしっかりしており長期間使える耐久性を備えています。
シンプルなデザインなので事務所だけでなく、自宅で使うのにもオススメです。
座面の奥行きは41cmと浅め。
小柄な方でもひざ裏を圧迫しにくく、正しい姿勢を保ちやすいです。
背面にはフックが付いており、荷物を掛けることができます。
W-8838
商品名 | W-8838 |
サイズ | 幅:63.5cm 奥行:59cm 高さ:85(座面まで44.5~52.)5cm |
機能 | ・上下昇降 ・背座一体ロッキング |
・肌触りの良いファブリック
・耐久性の高いモールドウレタン
カジュアルな雰囲気が魅力のW-8838。
リビングに置いても雰囲気を崩さないデザインがいい感じです。
見た目はコンパクトに見えますが、座面の広さは十分にあります。
座り心地は硬めでしっかりしており、集中して作業するのに適したチェアです。
座面の位置は一番低くした状態で44.5cmと高め。
裸足で座る場合、小柄な方は足が床に接地しない可能性があるのでご注意ください。
シン
商品名 | シン |
サイズ | 幅:60cm 奥行:60cm 高さ:82(座面まで44.5~52.5)cm |
機能 | ・上下昇降 ・背座一体型ロッキング |
・安定感のある脚ベース
・清潔感のあるホワイトはリビングにも馴染みやすい
シンは、コンパクトで見た目の圧迫感がありません。
そのため狭い部屋で使うのにも適しています。
座面は小さめで小柄な方向きのサイズ感です。
なお脚ベースは大きいためグラつきがなく、座ると安定感の良さを感じます。
清潔感抜群のホワイトカラーが映えるオススメのワークチェアです。
座り心地重視でオススメのワークチェア
ニトリのワークチェアで座り心地を重視する場合、30,000円程度のクラスがターゲットになります。
クッションの質や、座りやすい形状だけでなく張地にこだわったモデルも多いです。
長時間でも疲れにくい座り心地が良いモデルを厳選しましたので、参考にしてください。
OC-702
サイズ | 幅:70.5cm 奥行:77cm 高さ:109.5cm |
機能 | ・上下昇降 ・背ロッキング ・格納式フットレスト |
・座り心地が良い
・ロッキングしやすい
・フットレスト付き
ヴォリュームたっぷりのクッションで、ゆったり座れるワークチェア「OC-702」。
クッションが厚く、腰あたりも良いので長時間の作業にオススメのワークチェアです。
座ったときの安定感もしっかりしています。
座り心地について、もう一つメリットがあります。
それはフットレストを使ってくつろげること。
格納式のフットレストを伸ばせば、仮眠が取れる姿勢でリラックスできます。
引き出す際と格納する際の操作はやや大変ですが、仕事と休憩モードを両立できるオススメのワークチェアです。
リカルド
サイズ | 幅:66cm 奥行:72cm 高さ:108(座面まで50~58)cm |
機能 | ・上下昇降 ・シンクロロッキング |
・特別仕様の張地
・高級感がある
リカルドは、結論からいってかなりオススメのワークチェアです。
高級感があり、座り心地にもこだわっています。
とくに座ったときのお尻の感覚が心地よく、ずっと座っていられます。
張地はサラリとした質感のブレスレザーを採用。
通気性、消臭、抗菌、吸湿、放湿など多機能を備えた特別仕様の生地です。
エルゴヒューマンプロ
サイズ | 幅:63-67cm 奥行:65.5cm 高さ:116-130(座面まで45~54)cm |
機能 | ・座面昇降 ・シンクロロッキング ・可動式アームレスト ・オットマン付き |
・昼寝できる
・お尻が痛くならない
エルゴヒューマンプロは、おすすめの高級デスクチェアでも紹介している高級チェアです。
人間工学に基づいた設計は、
「いかに疲れにくく座っていられるか?」
という点を重視しており、実際に長時間の作業も快適に過ごせます。
オットマンで足を伸ばせば、そのまま昼寝モードにもなります。
価格は高いですが、満足度の高い一脚です。
デュオレハイ3
サイズ | 幅:62cm 奥行:63cm 高さ:108(座面まで42~50)cm |
機能 | ・上下昇降 ・ロッキング ・ヘッドレスト |
・安定性がとても良い
・へたりにくいモールドウレタン
斬新なデザインが特徴の「デュオレハイ3」。
本商品はいまから15年以上前に韓国から日本へ入ってきて発売を開始した経緯があります。
韓国のデュオレスト社のチェアですが、デザインを考えたのはドイツの生理物学者です。
見た目のインパクトは、座り心地を追求したデザイン設計の賜物ともいえます。
本商品は腰のサポートに優れ、腰痛に不安がある方にオススメのワークチェアです。
もたれると2つの背が背中にフィットして、腰への負担を最大30Kgも軽減します。
エルゴクエスト
サイズ | 幅:64cm 奥行:64cm 高さ:113(座面まで43~51)cm |
機能 | ・上下昇降 ・シンクロロッキング ・可動式ヘッドレスト ・可動式アームレスト |
・フィット感抜群
・奥行調節可能
魚の骨のような背もたれが特徴的なエルゴクエスト。
座面のクッションが体圧分散して、長時間座っても疲れにくいです。
また、座面の奥行きを調節できるため、幅広い体格の人がフィットするメリットもあります。
スムーズなロッキングや細かく調節できるアームレストなど、座り心地を重視したい方は必見のワークチェアです。
まとめ
本記事ではオススメのワークチェアを厳選して紹介しました。
購入する際の参考になれば嬉しいです。
しかし、もしできるなら店頭で試座してみることをオススメします。
なかには通販限定の展示のないモデルもありますが、店頭で座り比べることで好みが見えてきますから…
通販で購入する際は、公式通販かニトリ楽天市場店、ニトリYahoo!ショッピング店で購入しましょう。
価格はどれも同じです。
最後に
オフィス家具メーカーのオフィスチェアも自宅での作業に最適です。
「予算別おすすめのオフィスチェア」でご紹介していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。